尿もれを治すために知っておくべき習慣

先日は、松本市Mウイングで骨盤と泌尿器の公開講義を行いました。

この講座では今まで「治らない」「しかたない」「歳のせい」とされていた尿もれ・頻尿・子宮(膀胱)脱の

基礎病態生理学やどのようにケアすればよいか、を講義しました。

その中でお話しした内容を一部だけお伝えしたいと思います。

尿もれになってしまうタイプの人

どのような人が尿もれになってしまうのでしょうか?それはあなたの背骨の形を見れば、どのくらい尿もれのリスクがあるかわかります。

もしあなたの姿勢が悪くて、腰が丸くなっていれば、正常な背骨の人に比べ3.2倍尿もれのリスクが高くなります。

この絵では右側のような姿勢ですね。

このような姿勢をとっていると尿を止めておく骨盤底筋群があまり働いてくれません。そして長い期間この姿勢をとって生活しているうちに骨盤底筋群は退化してしまいます。

退化してしまった骨盤底筋群では尿を止めることができなくなったり、骨盤の中にある内臓を支えることが難しくなります。
すると、
✔尿もれ
✔頻尿
✔子宮脱
のリスクとなってしまいます。

では、なぜこのようなこのような姿勢になってしまうのでしょうか?

姿勢を悪くしている、ある習慣

それは、普段あなたがやっているある習慣がこの姿勢を作っています。
そのある習慣というのが・・・

骨盤後傾座りです。
座るときに骨盤を後傾させる座り方という意味ですね。

これは腰を丸くしてお尻を後ろに倒した座り方です。

まだわかりにくいかと思いますので、絵で示しましょう。

こんな感じの座り方です。

このような座り方を毎日していると、次第にあなたの姿勢は腰が丸くなる形になっていきます。そして背骨の湾曲が崩れます。

すると、尿もれになるリスクが3.2倍まで高くなってしまうのです。

つまり、どうすればいいのかというと骨盤を後傾させない座り方に変えなければいけません。

このように

このような座り方をすれば、あなたの姿勢は崩れる事がありません。すると骨盤底筋群はいつも働くことができるので筋力を維持でき、尿もれのリスクは少なくなります。

姿勢と尿もれの関係

この尿もれと姿勢の関係を研究した論文はいくつかあります。
(2008) Sapsford, (2000) Mattox, (1996)Lind

当院の尿もれ治療でも背骨の湾曲を整えることは必ず行い、姿勢の指導も行います。
それは、姿勢の問題が尿もれの改善を邪魔しているかもしれないからです。

尿漏れは日本人女性の40%以上が経験する問題と言われています。
もし、あなたがデスクワークや移動が多く、座る時間が長いのなら「骨盤後傾座り」にならないようにしてください。

症状がある人も、今はまだない人も、です。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

ココから整体代表 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー  フランスのカリキュラムを修了し、骨盤が関係する痛み、泌尿器、婦人科の問題に特化した施術をスタートさせた。(Nicette Sergueef;小児オステオパシーコース修了、Dr. Jérôme BAPTESTE(仏);泌尿・生殖(膀 胱、子宮、卵巣、卵管、前立腺)コース修了) また妊娠中の痛み、逆子、産後の腰痛、恥骨痛、尿漏れなど産科的な問題も研究し、長野県立こども病院では骨盤と泌尿生殖の専門家として『出産後ケア』の講習会などを行った。