【保存版】ぎっくり腰になったら!まずはやるべき3つの応急処置

急な動作、重いものを持った、長距離運転した、などで起こりやすいぎっくり腰。経験した人はわかると思いますが、とても痛くて動けなくなります。今回はぎっくり腰になった時にまず行ってほしい3つの応急処置に加えてなぜあんなことが起きてしまうのか腰の構造と痛みが起こる仕組みを紹介していきます。

ざっくりいうと

  • 炎症によって痛い
  • 炎症は体を治そうとして起きている(敵ではない)
  • 炎症は約7日間、うち痛い期間は3~4日間
  • 応急処置は①冷やす②痛み止めを飲む③手を当てる

では詳細を見ていきましょう。

腰の構造

まず腰はどのような構造か見てみましょう。背骨は1本の棒ではなく、ブロック状の骨が連続して作られています。その中でも腰の部分は腰椎と言います。この一つの腰椎には筋肉や靭帯がくっついていて骨と骨の間には椎間板というクッションがあり、関節包という袋でラッピングされています。


出典:”椎間板ヘルニア患者のための情報サイト”
腰椎は、主に椎体、椎間板(椎骨と椎骨の間でクッションの役割を担っている軟骨)と椎間関節が上体を支えて、かつ動くようになっており、腰椎は上体の重さや腰の動きによる衝撃が一番かかる場所です。

ぎっくり腰、痛みの原因は?

まず言っておきたいのはあのムカつくほどの痛みは決して敵ではありません。あの痛みの原因は組織が損傷し、その傷を修復するために起きています。体を治そうとしている証拠です。

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2016.09.13

傷ついた組織はホルモンを分泌して「これから修復工事が始まりまっせ〜」とアピールします。するとそれを聞きつけた血管が広がり血液もたくさん集まって修復に取り掛かります。同時に傷ついた組織は脳で痛みを感じる物質(発痛物質)も分泌します。さらに筋肉や神経を過敏にさせ、ちょっとでも動いたら痛くします。そうすることで患部の安静が保たれ、修復がはかどるからです。傷がつく場所は椎間板が多いのですが、靭帯だったりその他の組織だったりいろいろですこのように体が自己修復するために行う一連の作業を炎症と言います。

 

ぎっくり腰の炎症期間

順調なら炎症の規模は日に日に小さくなって7日ほどで組織の修復は完了します。これで炎症が収束するのです。特に炎症が強いのがぎっくり腰2日目~3日目くらいです。以外にも初日より次の日に痛みが悪化するケースが多いです。「風邪ひいたな~」と思った翌朝に「こりゃ完全に風邪だ」と思った経験はないでしょうか?それと同じで炎症は時間とともにピークに達します。その後、4~5日目で痛みの程度が減り7日目でほとんど元通りに回復します。

3つの応急処置

組織を修復のために必要だから炎症が起きるのですが、あの辛さはなんとかならないのでしょうか?ここでは少しでも辛さを回避する方法を紹介します。

1.冷やす

冷やすことで炎症が広がるのを防ぎます。腰に氷バッグや冷却パックを使用するか,またはコールドスプレーを用い冷却します。表皮の厚さ,その下の脂肪と筋肉によって冷やす時間は変わりますがおおよそ10~15分ほど冷やせば十分です。

2.市販の痛み止め

炎症したところからはプロスタグランジンという物質がでてきて熱を上げたり、痛みを増大させたりします。市販の痛み止めはこのプロスタグランジンの働きを邪魔して発熱と痛みの拡散を防ぎます。

3.手を当てる

腰の周辺に手を当てたり、手でさすったりするだけで痛みはやわらぎます。痛いところには自然と手が行きますよね。これはちゃんとした神経生理学的な理由があります。触圧覚という触っているような感覚が入力されると痛みの感覚が脳に届きにくくなり、痛みが緩和されます。

※注意

注意したいのは上記の方法で痛みが緩和したからといって安静をやめると悪化します。

最後に

特にぎっくり腰をやった当日、翌日くらいは炎症反応が強く出ることが多いので、痛みの対策をしっかり施しましょう。整体やカイロなどで構造的な問題を解決するのは、3日ほど待って炎症の程度が減ってきてからにした方が効果的です。まずは体の反応に従って炎症に付き合いましょう。繰り返しになりますが炎症はあなたを安静にさせるために痛みとこわばりを生じさせています。体の言うことちゃんと聞くことが改善の近道です。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

ココから整体代表 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー  フランスのカリキュラムを修了し、骨盤が関係する痛み、泌尿器、婦人科の問題に特化した施術をスタートさせた。(Nicette Sergueef;小児オステオパシーコース修了、Dr. Jérôme BAPTESTE(仏);泌尿・生殖(膀 胱、子宮、卵巣、卵管、前立腺)コース修了) また妊娠中の痛み、逆子、産後の腰痛、恥骨痛、尿漏れなど産科的な問題も研究し、長野県立こども病院では骨盤と泌尿生殖の専門家として『出産後ケア』の講習会などを行った。