妊娠後期の腰痛対策~ネコ&ラクダ体操~

妊娠後期は胎児の体重が著しく増加し、妊婦さんの体には負担がかかります。特に臨月までの2ヶ月で一気に胎児の体重は増えるので、この期間は腰痛になりがちです。

妊娠後期に腰痛を起こす原因

子宮が大きく重くなったからということもありますが、妊娠後期に妊婦さんの背骨は腰痛を起こしやすい形に変化します。これは胎児の重さが妊婦さんのお腹にかかることで引き起こされます。

妊娠中の背骨側面

正常な背骨は横から見るとS字状のカーブを描いています。このS字カーブは体にかかる重力を分散させるスプリングの機能を果たします。
妊婦さんの場合はお腹が前に張り出してくるので、腰が反りぎみになります。すると背骨全体のS字のカーブが正常より強くなりバランスを保ちます。しかしこの時に背骨の柔軟性がないと、なめらかなS字カーブを描けず重力を分散させる機能を果たせなくなってしまいます。背骨のなめらかなS字カーブを失った結果、腰痛になります。このように背骨の柔軟性が低い妊婦さんは寝返り、立ち上がりなど動き出しで腰痛がでることがあります。

妊娠後期の腰痛対策はネコ&ラクダで!

対策としては背骨の柔軟性を高めて、背骨のなめらかなS字を取り戻すことです。そこでストレッチが効果的でしょう。ネコラクダ体操

上の図、スタートポジションのように、四つんばいになった状態からスタートします。まず息を吸って吐きながら背中全体を反らしお腹を地面に向かって下げ腰にアーチを作ります。この時に胸と目線は天井の方を向けましょう。(ネコのポーズ)
次に、息を吸って、息を吐きながら顎を引いていき腹部の筋肉を収縮し、天井に向かって背中をつき上げます。(ラクダのポーズ)
開始位置に戻り、ネコとラクダを5~8回繰り返します。

適度な運動は妊娠高血圧の予防にも効果的

いかがでしょうか?お腹が重くなると動かすのがおっくうになってしまいますが、このように体操したり運動をすることは非常に重要です。適度な運動は妊娠後期の腰痛を緩和することができると同時に妊娠高血圧の予防にもなるからです。ぜひ取り入れてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー