小児に関する講義を受けてきました。

4月26日〜29日までシカゴ大学Nicette Sergueef 准教授の小児に関する講義を受けてきました。

遠くから来日していただいたNicette先生、企画して下さった関係者の皆様、心よりお礼申し上げます。

内容は、発生学、解剖学、歯並びの問題、ダウン症、噛む事、吸う事の障害、股関節の変形、頭蓋骨、顔の変形など盛りだくさん。

赤ちゃんや、子どもの体の事、研究されている事、新しく発見された事、などを教えてる所はほとんどなく貴重な講義でした。

一般的には赤ちゃんの骨を治療する必要はないと思いますよね?しかし臨床の中で、私にはそうは思えませんでした。
肩こり、腰痛、頭痛などは大人の悩み。股関節、膝関節の変形は高齢者の悩み。赤ちゃんや子どもには関係ないと誰でも思うでしょう。
普段、診る人はほとんど大人です。40代あたりから様々な症状が現れることが多いです。しかし細かく体を観察し評価していくと、幼児期や成長期にきっかけをつくっているケースが多いように感じていました。子どもの頃に転んだとか、部活でケガしたとか。

大人になったときの体の構造は胎児期、乳児期、成長期に何があったかで大きく変わります。

だから大人になって抱え出した症状はもしかしたら、子どもの時からの骨の成長によって引き起こされているのかもしれません。例えば、幼少期の噛み合わせや噛む力の不足は顎の骨の形成に影響を与えます。

子どもの骨は大人とは違います。オギャーと生まれた段階では、まだ完成していません。まだ体中のほとんどがまだ骨化しておらず、軟骨だらけです。(だからレントゲン撮ってあまり写らない)
体の成長が止まるまでは完全に骨化はしません。まだ軟骨が多い時期に、強い歪みを作ってしまい、そのまま骨化すると、それを一生背負うことになります。

だから胎児期、乳児期、成長期の姿勢や、大きな外力には注意する必要がありる。もし問題になる歪みなら、完全に骨化する前に回復しなければならない。というのが私の考えです。

今回、学んだ事で大人の身体と子どもの身体では全く別物だと再認識しました。

だから通常の解剖学やテクニックが子どもには無効です。別の知識や技術が必要です。

世の中の大多数のマニュアルとか基準みたいなものは大人の平均で作られています。解剖学も生理学も血圧の基準、被曝量の基準、などなど。だから子どもの体の事はあまり知られていません。
まず知っておくことは大人とは別物という事です。

そんなわけで、とても貴重な4日間を過ごす事が出来ました。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー