首、肩の痛み、脱力感~骨は柔らかいほうがいい~

50代女性、左の肩が痛いとのこと。寝ていても痛くなるし、左手に力が入らないとのことです。

いろいろ調べた結果、手首に近い所の骨に問題がありそうです。その骨(尺骨という)の歪みを調整し、経過観察。次に来た時にはだいぶよくなっていました。

でもあの硬い骨が歪むなんてありえるのでしょうか?

骨は鉄筋コンクリートと同じ

ケガなんかで強い力がかかった時は折れたり、曲がったりしますが、実は慢性的な外力でも曲がるんです。骨はマンションと同じような構造です。ほとんどのマンションは鉄筋をはってコンクリートで埋める構造。コンクリートの頑丈さと鉄筋のしなやかさがあります。

圧縮と引張り

出典:大成ハウジング加越


鉄筋コンクリートは
鉄とコンクリート、それぞれの長所と短所を補う絶妙な組み合わせです。
●圧縮力に弱い鉄筋 を コンクリートがカバー
●引張力に弱いコンクリート を 鉄筋がカバー
●酸化しやすい鉄筋 を アルカリのコンクリートがカバー
出典:快適な住み心地 塚本建設の鉄筋コンクリートの家

骨で言うと、鉄筋に当たるのがコラーゲン。コンクリートにあたるのがカルシウムです。

骨の構造イメージ

鉄筋コンクリートも骨もしなやかじゃないとダメ!

いい状態の骨は硬いカルシウムの頑丈さだけじゃなく、コラーゲンによるしなやかさがあります。慢性的で持続的な外力が骨に加わるとコラーゲンの走行が歪みます。(コラーゲンは常に環境に合わせて配列を変えている)そこに骨の硬いカルシウム組織が沈着する。すると歪んだ構造の骨が完成してしまいます。このような骨はある方向へのしなやかさが失われ体に影響を与えます。

しなやかじゃない骨で生活していると、肩や首など離れた所にも影響が出るようになります。実はこの方、過去に重たい物を持つ作業でこの手首辺りを痛めてしばらく腫れが引かなかったようです。その時のコラーゲンの歪みがそのまま残っていたのでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー