首のヘルニアで上向くと痛み~手首調整~

半年前から肩や背中、腕、肘の痛みやしびれがあるという40代男性。整形外科でレントゲンを撮ってもらったら頚椎椎間板ヘルニアという診断でした。椎間板ヘルニアというのは、椎間板がニュッと飛び出した状態です。よく「軟骨が飛び出してるんですか?」と聞かれるが、

うん、雰囲気はなんとなく正解。

椎間板ヘルニアってこういう事

背骨は一本の棒に見えるが、ブロック状の骨が積み重なっている。椎間板というのは、その骨と骨の間にあるグミみたいなクッションだ。普段の姿勢とかで椎間板にかたよった圧力がずっとかかってると飛び出してしまいます。(普段が大事なんですよ)

カパンディ関節生理学

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この方の場合、一度は薬を飲んでいるうちに、痛みが気にならなくなったようですが再発したため来院しました。上を向くと背中~腕にかけて痛むようでしたが、手首を調整した結果、上を向けるようになりました。

なんで手首なんだ

なんでか、というと首から出た神経は背中から手先までつながっています。手首の関節にもゆがみがあって神経に引っかかりがありました。すると神経そのものは手首の方に引っ張られてきます。神経にも弾力性があり、引っ張るといくらかあそびがあって伸びます。しかし数箇所で圧迫が起こると神経のあそびが低下してつっぱってきます。

イラストでわかる神経症候

 

神経を圧迫しただけじゃ痛くない

ヘルニアがあると神経が圧迫されていて痛みが出ると思われていますが、これは半分正解で半分間違い。ただの圧迫では痛みやしびれにはなりません。痛くなるのは次の2パターンです。

  • 圧迫されて神経を養っている毛細血管で流れが悪くなってる場合
  • 飛び出す時に椎間板が壊れて炎症が神経に伝染した場合

つまりヘルニアがあっても、炎症も無く、血液循環に問題なければ痛くもかゆくもござらんのです。この方の場合、首だけではなく数箇所で神経を圧迫し流れを悪くしているところがありました。それが手首などです。筋肉や靭帯でも神経を圧迫して循環障害をつくる可能性があります。一つずつ圧迫を解除し血液循環を整えていけば、このようにヘルニアがあったとしても症状がなくなることもあります。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

ココから整体代表 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー  フランスのカリキュラムを修了し、骨盤が関係する痛み、泌尿器、婦人科の問題に特化した施術をスタートさせた。(Nicette Sergueef;小児オステオパシーコース修了、Dr. Jérôme BAPTESTE(仏);泌尿・生殖(膀 胱、子宮、卵巣、卵管、前立腺)コース修了) また妊娠中の痛み、逆子、産後の腰痛、恥骨痛、尿漏れなど産科的な問題も研究し、長野県立こども病院では骨盤と泌尿生殖の専門家として『出産後ケア』の講習会などを行った。