太ももの痛み~血管通るトンネルのゆがみ~

30代女性。太ももの内側が痛いとのこと。
どのような具合かというと・・・

  • そこを押すと痛い
  • 夕方に症状強くなる
  • 寒いと症状が強くなる
  • 歩いていて痛い
  • レントゲンでは異常なしと診断
  • もともと脚の冷え症

内転筋のトンネルの問題

検査してみると、股関節や膝の動きは問題なさそうです。
触診していくと、太ももの内側を縦に沿って悪いものがありそうです。ちょうどここには内転筋管(ないてんきんかん)という、足の血管や神経が縦に通っているトンネルがあります。このトンネルを開放すると痛みが改善しました。
内転筋管は筋肉によってつくられる溝。トンネルみたいになって動脈、静脈、神経が通っています。骨盤や下半身のバランスが悪くなり内転筋管がゆがむと、中の血管や神経には問題が出やすく痛みを起こしやすくなります。

内転筋管

この方は立ち仕事で、片足重心のクセがあります。さらにこの時期の冷えも重なって内転筋管を通る血管が痛くなってしまったのでしょう。

重要なのが内転筋管の中の大腿静脈(だいたいじょうみゃく)!

大腿静脈(だいたいじょうみゃく)は脚の血液を心臓に戻す働きをしています。しかし日中、脚は重力のせいで静脈の血が心臓に戻りにくいため、静脈血を溜め込みやすい。そこで先ほどの内転筋管が活躍します。内転筋が収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプ作用を生み出し血液の循環を促進させます。
内転筋の筋バランスがよく、筋ポンプが働くと血液の戻りが良くなりなります。逆に血液の戻りが悪いと、血行不良からむくみや冷えなどにつながる可能性が非常に高いのです!

そういえば内転筋を鍛えてダイエットするマシンが流行りましたね。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

ココから整体代表 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー  フランスのカリキュラムを修了し、骨盤が関係する痛み、泌尿器、婦人科の問題に特化した施術をスタートさせた。(Nicette Sergueef;小児オステオパシーコース修了、Dr. Jérôme BAPTESTE(仏);泌尿・生殖(膀 胱、子宮、卵巣、卵管、前立腺)コース修了) また妊娠中の痛み、逆子、産後の腰痛、恥骨痛、尿漏れなど産科的な問題も研究し、長野県立こども病院では骨盤と泌尿生殖の専門家として『出産後ケア』の講習会などを行った。