風邪のあといつまでも咳が治らない理由

季節の変わり目は風邪が流行るものです。僕も夏から秋の変わり目にやられました。

 

気管支炎後に続く咳の原因は??

さて少し前に来た40代女性の患者さんです。

☑3週間前に気管支炎になった
☑熱は下がって咳、喉の痛みずっと残る
☑痰(たん)はからまない
☑首、肩、背中がこっている

風邪をひいて気管支炎まで悪化し、収まったものの、3週間ほどずっと咳、のどの痛み、イガイガがあるようです。

検査、触診をしてみると気管支に問題がありそうです。リンパの治療でのどと気管支の循環を促してあげると、その後1〜2日で症状は取れていったようです。おそらく気管、気管支がむくんだ状態だったのでしょう。

なぜ気管支がむくむと長引くのか?そもそもなぜ気管支が、むくんだのか?それは風邪が治る過程で起こってきます。

風邪(気管支炎)が治る過程

ステージ1 ウイルスとの戦いの準備

まず鼻やのどから侵入したウイルスがまんまと繁殖してしまうと、大量の免疫細胞を動員してウイルスを退治しなくてはなりません。つまり炎症を起こすのです。そのため体温を上げ、血液を鼻、のど、気管支などに集め免疫細胞たちを集合させます。こうして繁殖したウイルスとの戦いに備えるのです。

ステージ2 戦いが始まる

免疫細胞がウイルスに攻撃してやっつけてくれます。この時炎症は加速し体は疲労感、だるさを感じ、熱が高い状態を維持します。免疫細胞が勝利し、ウイルスが死滅すると熱は下がり、集合していた免疫細胞たちももとの場所へ帰って行きます。こうして戦争は終わり、炎症が終了する…

かと思うじゃないですか!ところがです。

ステージ3 復興

戦いに勝利したあとこれで終わったと言えるでしょうか??ウルトラマンが怪獣と戦ったあとを思い出してください。

「街メチャクチャやん!」
ウルトラマンメビウス レビューより

体内でも戦い、すなわち炎症が終わった後、組織はボロボロになっています。

そうです。復興が必要なのです。

さて復興の手順ですが、
まず炎症の残骸を片付けなければいけません。これはリンパや静脈を使って洗い流します。そして栄養を供給して傷ついた組織を修復します。つまり、リンパの流れと血液の流れが重要になってきます。

復興が遅れると症状が続く

しかし!
炎症が広範囲だったり長引いたりすると血管やリンパ管も傷つき、循環障害がおきます。流れが悪くなって気管支がむくんだ状態になるのです。すると炎症の残骸が片付けられず復興が進みません。

こうして炎症が終わっても、咳、のどの痛みイガイガが続いてしまうのです。

風邪が治っても、咳が続く場合は

鼻、のどの粘膜と気管支の血流、リンパを回復し、みずみずしく、フレッシュな状態にしなければいけません。そのために以下のことをお勧めします。

☑背伸びのストレッチ
☑︎深呼吸する
☑︎ウォーキングを15分
☑︎こまめに水分摂取
☑︎マスクで鼻、のどを保湿する
☑︎加湿器で保湿する

だるさ、熱、吐き気を伴う時は、やめましょう。まだウイルスが抜けきってない可能性があります。

まとめ

炎症の残骸を残すと、慢性的な機能低下の原因となることもあります。
つまり
☑︎咳き込みやすい
☑︎のどの引っ掛かり
☑︎声枯れ
☑︎首や肩の重だるさ
が慢性的な症状になるかもしれないということ。

ひどい風邪の後、だるさがなくなって元気になるとついつい調子こいてしまいがちですが、しっかり体調管理しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー