〇〇人に一人は子宮脱に!予防する唯一の方法

骨盤の中には子宮が収納されているのですが、それが膣の外に出てきてしまうのが子宮脱です。子宮だけでなく膀胱、直腸などの骨盤内臓器が出ることもあり『骨盤臓器脱』もしくは『骨盤内臓器脱』と呼ばれています。

最初に気づくのは、

  • 夕方になると下がってくる気がする・・・
  • どんどん下がってくる・・・
  • お風呂で洗っていたらボコッと違和感がある・・・

このような感覚です。

心配になってネットで調べてみると、この子宮脱、骨盤内臓器脱に行き着きます。しかし
「恥ずかしくて誰にも相談できない」
「誰に相談すればいいのかわからない」
「手術するって言われているけど怖い」

自分なりにいろいろやってみてもなかなか改善しない、調べれば調べるほど不安になる、そうこうしているうちに次第に悪化していくこともあります。

そこで今回は子宮脱、骨盤内臓器脱を予防する方法を紹介します。

原因

なぜもともと骨盤内に収納されていた臓器が下から出てきてしまうのでしょうか?それは内臓が下垂してくる事、そして骨盤底筋が弱くなってしまうことで引き起こされます。骨盤底筋というのは骨盤の底に張ってあるシート状の筋肉で、内臓を支えています。骨盤底筋が弱くなっていると内臓の重さを支えられず、膣外に出てきてしまうのです。

これは特別なことではなく女性に多いことです。
特に経膣分娩をした女性に多く、スウェーデンのSamuelssonによると44%の方が一生のうちに経験するという報告があります。またアメリカ人女性全体の10人に1人が生涯のうちに骨盤臓器脱になるともいわれているのです。残念ながら日本ではまだあまり関心が無いようで統計は見つかりませんでした。

防ぐ方法

防ぐ唯一の方法は骨盤底筋の筋力を弱らせないことです。しかし現代人は骨盤底筋の筋力低下を起こしやすいライフスタイルになっています。

あなたの骨盤底筋はちゃんと働いていますか?
たとえば、くしゃみして漏れませんか?これは骨盤底筋が弱くなっているか、タイミングよく働いていないサインです。このような場合は骨盤底筋を鍛えることで子宮脱を予防します。

さて「骨盤底筋 鍛え方」でググる前に聞いてほしいことがあります。

ネット上はいろんな人がいろんな事を好き勝手に発言する場所です。「骨盤底筋 鍛える 方法」で調べればたくさんの記事が出てくるでしょう。ただしあなたは間違った方法を見て、行ってしまうかもしれません。

しかし、フォローするわけじゃないけど骨盤底筋の鍛え方について間違った記事が多いのは仕方ないことなのです。というのも、日本では骨盤底に関する教育が行き届いていません。私が学んだものもアメリカとフランスのカリキュラムです。つまりそもそも正しい情報がないので、ネット上の間違った記事を参考にまた別の人が記事を書くという連鎖になっているので信用できる記事がないのです。

おそらくこれ、医療従事者さんはけっこうあるあるかと。何か調べようとしてググると「また1ページ目からしょうもない情報だよ!」ってなることがあると思います。

過去に書いた記事で骨盤底筋を鍛える『ケーゲルエクササイズ』を紹介しました。
http://matsumoto.cocokara.pink/kegel

近いうちに、これをさらにアップデートした方法を記事にしますので今しばらくお待ちください。

自分の症状に合っているか確かめる方法

「そんなん言ってもお前の言うことだってネット上の発言だろ!信用できるか!このアホっ」

って思いましたよね?

それを言われちゃうと返す言葉がないので、今回は更にどうやって骨盤底筋が鍛えられるか?よりも

『このやり方でホントに大丈夫?かわかる方法』を教えます。

大事なことですよね。僕ならネットサーフィンしながら「これは参考になるなあ・・」「これは全然だめ・・」とかわかりますが、皆さんはそうはいきません。ネット上で何がいい情報で何がしょうもない情報なのか判断するのは大変です。

このやり方だったら私は効果が出る!このやり方は続けても効果がでない!というのを知る方法があります。

その方法はまず『あるテスト』を行います。1週間何かしらのやり方でトレーニングをしてやってみて、1週間後に再テストを行います。その再テストの結果が良ければ同じやり方で続ければいいでしょう。再テストで結果が最初と同じか悪化していたら続けても効果はありません。止めましょう。

その『あるテスト』というのが・・・

尿止めテスト

尿を止められるか、否か、というシンプルなテストです。止められれば骨盤底筋は必要な筋力を持っています。止められなければ骨盤底筋は弱っているということがわかります。

専門の病院では膣に電極を入れて筋肉が動いているか、筋肉の量はどのくらいか、をチェックする機械があります。自宅でも骨盤底筋がどのくらい弱っているか?トレーニングによってどのくらい変化したかをチェックする方法があれば便利ですよね。すぐに尿漏れが治らなくても筋肉がついてきていることがわかれば「よしよし!」とポジティブにとらえることができるし、トレーニングをしていても筋肉がついてなければ何かやり方を間違えているかもしれません。

やり方

やり方ですが、トイレに行って尿の出始めになるべくしっかりおしっこを我慢し排尿をピタッと中断しましょう。そしてそっと力を抜きます。この時にしっかり尿を止めることができたなら骨盤底筋はしっかり作用しています。例外として尿を止められても、腹筋に力が入る、おしりに力が入るという場合は骨盤底筋が弱くなっている可能性が高いです。これは弱くなった骨盤底筋の代わりに腹筋やお尻の筋肉や太もも内側に筋肉を使っておしっこを止めようとしているサインです。

正常 異常
・尿を止められる。 ・尿を止められない。
・尿を止められるけど腹筋、お尻の筋肉、太もも内側の筋肉に力が入る。

 

注意

患者さんの中には私が尿止めテストを教えると「おしっこの度に尿止めテストを繰り返せばトレーニングになるのでは!」と考えて毎回トイレに入る度に何度も尿止めテストを実施する方がいます。尿止めテストは「排尿中断法」とも言われ昔は病院でも排尿中断によって骨盤底筋を訓練させる方法を指導していたこともあったようです。

しかし近年ではこれは好ましくない方法だとされています。推奨できません。
排尿を途中で中断することは自然なことでなく、膀胱の神経は混乱を引き起こす可能性があります。ですから週に1回だけ尿止めチェックはチェックとしてだけ行い、必ず排尿を済ませた状態でトレーニングを行ってください。

参考にならない情報を一つ教えましょう。

骨盤底筋が機能しているか、弱っているかを自分で判断できる方法が「尿止めチェック」以外にもあります。
それは、日本では手に入りませんがGEISHA BALLS(芸者ボール)というドイツの会社で開発されたアイテムを使います。

このボールを膣内に入れ保持できれば成功。できなければ鍛える必要あり。という判断ができます。そしてこのボールは重さを足すことができるので段階的に鍛えることができる画期的アイテムです。

それにしてもなぜGEISHA(芸者)なのかわかりますか?
江戸時代の芸者は、顧客満足度を上げるためにどうすればよいかを考えました。すると、年々、自分でも知らないうちにサービスの質が低下していることに気付いたのです。(現在の芸者は行っていないサービスです。)しかし気付いても、どうすればよいかわからず、日々接客をしているうちにどんどんサービスの質が低下していきました。

そこで低下したサービスの質を取り戻す芸者独自のトレーニングメソッドが考案されたのです。このトレーニングを行った結果、顧客満足度が向上したといわれ当時の芸者のトレンドになりました。

ここからヒントを得て日本の芸者のような下半身を作るボール→GEISHA BALLSというネーミングになったようです。それにしても芸者ってそういうイメージなんですかね。。。

誰かの役に立ちそうならシェアお願いします。

お店からのお知らせ

ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

ココから整体代表 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー  フランスのカリキュラムを修了し、骨盤が関係する痛み、泌尿器、婦人科の問題に特化した施術をスタートさせた。(Nicette Sergueef;小児オステオパシーコース修了、Dr. Jérôme BAPTESTE(仏);泌尿・生殖(膀 胱、子宮、卵巣、卵管、前立腺)コース修了) また妊娠中の痛み、逆子、産後の腰痛、恥骨痛、尿漏れなど産科的な問題も研究し、長野県立こども病院では骨盤と泌尿生殖の専門家として『出産後ケア』の講習会などを行った。