筋膜が硬くなってしまう原因は?~ニート化する筋膜~

皆さんは筋膜リリースという言葉を聞いたことがありますか?ここ最近メディアで「筋膜はがし」とか「筋膜ストレッチ」という名前で紹介され、ご存知の方もいるのではないでしょうか?筋膜リリースというのは昔から治療業界でメジャーな技だったんですが、最近テレビの健康情報番組に取り上げられてから再ブレイクしましたね。

ゆえに我々の業界では「岡本夏生」と呼ばれている(とかいないとか)。

以前ブログでも紹介しましたが筋膜というのは筋肉や内臓などあらゆる組織を包んでいる膜のことです。

筋膜は人体の基礎!お好み焼きで言う生地やで!

2016.03.27
その筋膜はある原因で硬くこわばったり、伸び縮し難くなったりすることがあります。

硬くこわばっているような筋膜を柔らかくするのが筋膜リリース。
以下のような効果を狙ってことが多いです。

  • 体の歪みを治す
  • 血液、リンパ液の循環を改善
  • 自律神経の改善

筋膜が硬くなる原因

原因というのは、
ケガとか手術などは典型例ですね。でもこれ以外にも何気ない生活習慣の中で筋膜は傷ついているかもしれません。

例えば姿勢、特定の筋肉の使い過ぎ、運動不足、コレステロール値が高い、血糖値が高い、酸化、ストレス、精神的緊張、冷え、など様々な原因により小さな傷ができます。このような傷は、レントゲンには写りませんし、痛みも感じません。しかし顕微鏡で見ればしっかり見えます。普段何気なく生活していますが、実は細かな傷はたくさんついているのです。

皆さんは毎日繰り返し傷ついていたら、どうなりますか?
こうなりますよね↓

片隅で体育座り

そう!引きこもりになって活動しなくなります。ニート化します!

筋膜も同様。繰り返し傷ができる部分にはニート細胞が増えます。ニート細胞は、引きこもって縮こまるのが得意。すると筋膜全体が伸びにくく、動きにくくなります。それだけではなく、「ニート細胞」が慢性的に縮こまっていると、血液やリンパ液の停滞も起こります。

また「ニート細胞」は自分の周りに繊維状の根っこを貼って、動かないように固定します。まったくどんだけ引きこもる気でしょう!これは「癒着」と言ってこのように縮こまったり、根っこをはったりすることで傷が固定され早く治るというメリットがあります。反面、傷が治ったあとも硬さやこわばりだけは残ってしまい、トラブルの種になってしまうのです。

この「ニート細胞」を筋繊維芽細胞(きんせんがさいぼう)と言います。あっ、ニート細胞っていうのは僕が勝手にネーミングしただけね。

ちょっと専門的な補足を見る

このようになんやかんやあって、筋膜のこわばりを生み、痛み、血行不良、硬さの原因ではないかと考えられています。

過去の手術やケガはありませんか?

10年前に盲腸の手術はもうすでに、正常な筋膜に戻っているでしょうか?答えはノーです。まだまだめっちゃ引きこもってますよ。もちろん傷自体はしっかり治っていますが、筋膜は別。おそらくしっかり癒着してるでしょう。入念にストレッチや筋膜リリースをしていなければ自然に戻る事はありません。むしろ硬さが増しているかもしれません。

今感じている痛みや不調は、今作られたものではなく、ずっと前からコツコツ作っていた可能性があります。生きていればありとあらゆるストレスがあり、大なり小なりの傷が残ります。

私たちの伝統的な考え方では苦痛に耐えて、傷を作りまくる事で丈夫になり健康になると信じられています。確かに硬くなるので丈夫になるという意味では正解ですが、それが健康というのは間違いです。身体は全て柔軟性が必要であり、体のパーツは消耗品である事を忘れてはいけません。

誰かの役に立ちそうならシェアお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー