片足だけバタバタする赤ちゃん~横抱きしてました?~

どうも、料理男子ゴローです。

料理好きは共感する方もいると思いますが、作業中は集中できて没頭できるので頭のリフレッシュになるから好きです。でもお菓子作りは難しいからやりません!正確に作っていかないと後戻りできないから難しい。

今回はそんな話です。

さて、先日はココから整体広丘店にてこども検診をしてきました。

こども検診って何?

妊娠の経過、出産の状況などを聞きながら赤ちゃんの骨、筋肉、神経をチェックしていきます。赤ちゃんの頭蓋骨
赤ちゃんはまだ骨が柔らかいため、骨にストレスが加わると骨の形が変わります。そのうち多くの場合は成長と共に自然に形成され整ってきます。しかしあまりに強い力や反復して力が加わったりすると、大人になっても残り将来問題が出るケースも存在します。

子どもの骨はこうやってゆがんで大人になるって話

2015.11.18
大人になってから、治療を始めてよくなるものはいいのですが、成長する前にじゃないと間に合わないものだってあります。僕の専門ではないですが、小児の股関節脱臼なんかはその典型例ですね。

少なくとも、ご両親には

  1. 子どもの骨が現在どんな状況か
  2. 子どもの骨格の質やクセ、特徴
  3. どのような生活習慣で身体のゆがみが出ているのか
  4. どのような事を観察していればよいか

を知っておいてほしいということからこども検診を始めました。

 

骨盤を調べてみた

最近お座りができるようになってよく頭をぶつけているという赤ちゃんをチェックさせて頂いたのですが、頭の骨より骨盤に少し違和感があります。

ゴロー
この子、片方の足だけよく動かすとかバタバタさせるってことはありませんか?
お母さん
そういえば、そうですね!ずりばいも左足は高速で来るんですが。右足は苦手みたいで。

詳しく見ていくと右脚の筋肉の働きが弱く、動きが少なくなっています。左足はバタバタよく動かしているのですが。

この子は右の骨盤に圧縮されたような形跡がありました。子どもの骨は大人と違うという記事を以前にも書きました。全ての骨格はまだ軟骨が残っていて、完全に骨化していません。骨盤はまだ大人と同じような骨の塊ではなく、14個の骨と軟骨で作られています。紙粘土の固まる途中みたいな感じです。

固まる途中の紙粘土をずっと押し続けるとどうなると思いますか?そうですよね、形が変わってしまいますよね。

子どもが持つまだ柔らかい軟骨混じりの骨もずっと押していると骨の形は変わります

圧縮されているところを少しずつ、そっと整えます。(優しくやらないと赤ちゃんは拒んで、力が入ってしまうため)
すぐに右足も元気よくバタバタさせるようになりました。大人で慢性化したヤツはあれやこれや何度もやらないといけませんが、赤ちゃんは素直ですぐ回復して羨ましいですね。

なぜ、赤ちゃんの右側の骨盤に問題が起きたのか

お腹の中にいたときの圧迫

よくあるのは胎児期の姿勢です。子宮のスペースが狭くて圧迫したり、妊娠中のママの寝方がいつも同じ方を向いて横向きになっていたとか。

でも胎児期に圧迫されてっていう場合、股関節脱臼も合併してるケースがほとんど。股関節脱臼とは股関節が、外れちゃう事です。赤ちゃんの股関節はとても不安定な場所なので、骨盤よりまず股関節から問題が出てきます。そこで乳幼児検診では股関節脱臼の検査が行われ、早期発見できるようになっています。

この子の股関節は乳幼児検診によると特に異常は無し。ってことは、胎児期の姿勢っていうのもちょっと考えにくい。

横抱き

他に原因として考えられるのが、抱っこの仕方です。
赤ちゃん横抱き
このような横抱きをすると、赤ちゃんの左脚は自身の重さと抱っこしてる人のお腹や胸により圧力がかかります。この状態が長く続くと(写真では左の)骨盤や股関節が圧迫されます。

この子も横抱きが好きで、よくやっていたとのこと。

横抱きってだいたい同じ同じ方向で左右入れ替えたりしませんよね。横抱きが習慣化される事で一方の骨盤はずっと押される力が働くのです。するとまだ柔らかい骨盤にゆがみが生じます。

またこのような骨盤に押される力が働くということは同時に脚の骨に圧迫がかかり、股関節脱臼も起こりやすい。生後もまだ胎児期と同じで股関節は弱く不安定な状態なのです。歩くようになってようやく丈夫で立位に耐えられる股関節が作られてきます。
特に、血縁者に股関節の問題がある女児である、の2点に該当する場合はより気をつけなくてはいけません。骨の形も遺伝するので家系的に股関節が弱い可能性があります。

横抱きしちゃダメなの?

横抱きは骨盤、股関節に対して、明らかに圧迫がかかります。しかし絶対ダメといいえません。首が座らないうちは横抱きだって多くなると思いますし、診させてもらったこの子なんかは横抱きが好きでよく眠ります。横抱きで元気にすくすく育った子だっていますよね?

だからダメじゃないけど、気にしてもらいたい点があります。

それは横抱きをする時間です。
カンガルーを用いた調査では胎児期の骨に2時間圧迫を加えると変形が認められるという事が判明しています。

人で全く同じことが言えるとは限りませんが、1時間以上連続した横抱きはなるべく避けたほうがいいでしょう。もしくは、反対向きにするか。横抱きのよりいい方法がないかは、只今対応策を検証中です。何かいいアイディア、アドバイスをお持ちの方は、メッセージ下さい。

最後に~ケーキは焼く前が肝心~

スポンジケーキをつくろうとした時に、焼きあがってから何か修正しようとしても難しいですよね。分量とか混ぜ方とか、焼く前の段階で仕上がりがある程度決まってきます。

cake_kogeru

人間の体も成長しきって、完成しきって、から修正しようとしても難しいことがたくさんあります。

僕も以前は大人ばかり診ていて、目の前の症状ばかり追っていました。でもなんでこういう身体なんだろう・・・どのようにこうなってしまったんだろう・・・どうやったら防げるのかな・・・と思い、各患者さんが持つ体の歴史を探っていくと、

子どもの頃の

外傷、手術、生活習慣

を起点に骨格が歪み、現在の症状に至るケースが多いという事がわかりました。「今の症状」がまさか子どもの頃の歪みが関係しているとは思いませんよね。だって子どもの頃から痛みがあったわけじゃないし。

でもほとんどの慢性症状って症状が出たときがスタートじゃないのです。血糖値が高いのは昨晩食べたラーメンのせいですか?虫歯は一昨日食べたチョコレートのせいですか?違いますよね!症状がでるずっとずっと前から体には蓄積していて、ある一定の量を超えると痛みやつらさとして出てきます。

その蓄積されていく最初のきっかけが、出産外傷かもしれないし、赤ちゃんの時にぶつけた傷かもしれない。
だから子どもの身体を診てあげあれるようになりたくて、アメリカやフランスで行われている小児オステオパシーという勉強をしました。

早く気づいてあげられれば、防げることだってあります。ケーキは焼く前が肝心!

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プロフィール痛い→病院へGO→異常なし→でも痛いです・・・
皆さんも経験あるのではないでしょうか?
このブログではちょっとでもその不安を解消できたら、と思い僕の臨床経験、研究、勉強したことを紹介しています。困っていること、聞いてみたいことがあればお気軽にお問い合わせください。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー