左のお尻が痛い~正月ならではの原因~

皆さん!明けましておめでとうございます。

今年も皆さんに役立つ体の話を発信していきたいと思います。そして身体への理解を深めて頂ければ嬉しいです!

なぜかって??

体の仕組みや働きを知る事(生理学や解剖学)は、自分や家族の体を守る為にすごく役立ちます。健康法を選ぶ時、健康グッズやサプリを選ぶ時、病院や整体院を選ぶ時とか、すごく役立ちますよ!

もちろん健康に関する情報はすでに山のように、チョモランマのように膨大に出回っています。

だけど、「〇〇を食べると健康になる」とか「〇〇するだけで痩せる」などの方法論やハウツーがほとんどなので結局、身体への理解は深まってないように感じます。

今や誰でもネットで情報を発信できる時代です。ネットでは広告市場主義ですからそそられる記事や釣れる記事がとてもたくさんあります。でもそれはもしかすると正確性に欠ける記事かもしれません。昨年はWELQ問題がありましたね。

今スマホで見ている情報は全てが正しいわけじゃありません。その正確性を一人一人が吟味しなければいけません。そのためには体の事を知っておく必要があります。

僕達、体に関係する専門家はもっともっと勉強し、それを皆さんに伝えていくことが重要だと思っています。

というわけで

正確性の高い記事わかりやすい記事を心掛けてブログを更新していきたいと思います。本年もよろしくお願い致します!

さて、こんな方が来ました。

お尻の痛みを持つ50代女性

松本市在住の50代立ち仕事女性。
正月明けから左のお尻の辺りに痛みがあるようです。

調べてみると骨そのものに歪みがありました。あんな硬い骨が歪むんですよ。信じられます??

骨の歪みは専門的に言うとリモデリング

骨は一度作られたら一生そのままって事はなく、細胞を作って壊してまた作ってを繰り返しています。お肌と同じでターンオーバーを繰り返しているんですね。その時に環境に適した骨格になろうと微妙に形を変化させています。

これを骨のリモデリングと言います。

例えば、今までハイハイしかしなかった赤ちゃんの脚の骨は歩行を始めると立つ姿勢に適するように脚の骨はリモデリングされていきます。

リモデリング
補足
小児は皆O脚だがリモデリングされる。この時のリモデリング過程がうまいこといかないと、O脚が大人になっても残ってしまいます。

リモデリングは子供だけにおこるものではありません。成長期が過ぎたあなたたちレディース&ジェントルマンにもリモデリングは起こります。

これに気づいたのは意外にも数学の先生

骨の中で力が繰り返し働く部位は強く厚くなり、力があまり入らない部位は弱くなります。これに最初に気付いたのはクルマンという数学の先生友人の解剖学者から見せてもらった大腿骨(足の骨)であることに気付いたのです。

友人
数字ばっか見てないでたまには刺激的なもん見せたろか??ほれ!
クルマン
これは!もしや!私の計算が正しければ・・・ 左辺第1項はxの偏微分なので,tの関数である g(t) は偏微分と関係ないから・・・
友人
「ど、どないしたん??ただの足の骨やで。」
クルマン
うむ、間違いない。骨の溝の方向と力の方向が一致している!

こうしてクルマンは骨の構造は力学に影響されることを発見します。

その後、

研究に研究を重ね、

なんやかんやで、

外科医であるウォルフという人物がウォルフの法則を提唱し(おいしいとこ持っていっ)たのです。

補足

別に気にしてないし!
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体の使い方が変化すると骨の構造も変化する。この法則をウォルフの法則といいます。

例えば今あなたが左腕をテーブルや床に置いてこの記事を読んでいれば、左腕には体重がかかります。するとあなたの左腕は体重を支えるのに最適な形状になろうとリモデリングが働きます。

肘つく

骨が歪んだのはなぜ??正月ならではの意外な原因!

ではこの女性の骨にはどのような力がかかってリモデリングされたのでしょう。なんだと思います??
スキーでもしたんでしょうか?
それとも何か力仕事?

ゴロー
お正月中は何してました??

すると意外な返答が返ってきたのです。

患者さん
お正月の1〜3日はずっと家にいて、こたつに入りテレビを見ていました。
スキーでも力仕事でもなく、ただ、こたつに入ってテレビ見てのんびりしていただけなんです。
幸せなひと時ですよね!

でもここに問題があります!

ずっとこたつに入ってテレビを見ていると疲れてきます。するとだいたい皆さんはこうするのではないでしょうか?

そう!寝転がります。

そして、寝室で寝るときとは違い寝返りはうちません。ずっとテレビの方向を向いて寝ているはずです。このような姿勢だと、脚の付け根に体重がかかります。

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そして片方の手、もしくは肘をついて身体を支えるので、腕の骨にも体重がかかります。

すると先ほどのウォルフの法則により、脚の骨、腕の骨はリモデリングされます。しかも普段は立ち仕事の方が寝転がって3日間過ごしたので骨には普段と全く違う力学が働きます。で骨の歪みが完成するわけです。

その正月に作った歪みを持ってまた日常に戻ると、歪んだ骨を動かす筋肉、関節には負担がかかってしまうのです。

最後に

どのような力がかかったかによって骨は形状を微妙に変えています。
リモデリングに影響する生活習慣は以下の通りです。

  • 肘をつく
  • 片足重心
  • 合わない靴
  • かたい布団
  • iPad(タブレットの類)の常用
  • 抱っこ
  • 床すわり

なにもしてないけど痛くなった!!
なんてときはこの辺の習慣が変わってないか思い返してみてください。もし該当するものがあればリモデリングによる問題があるかもしれません。

誰かの役に立ちそうならシェアお願いします。

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ABOUTこの記事をかいた人

小松 ごろう

松本市で自由診療を行いながら、一般向け、医療関係者向けの講義も行っている。専門科目は骨盤、頭蓋骨、小児筋骨格。 ココから整体代表 / 一般社団法人 長野県ライフコンサルティング協会代表理事 / 柔道整復師 / メディカルトレーナー